アトリエ ド パリ
Raoul Dufy ラウル・デュフィ 1877年6月3日 - 1953年3月23日
デュフィは、20世紀のフランスを代表する近代絵画家です。音楽一家に生まれながら美術を学び、フォーヴィスム、キュビスムを経て独自のスタイルを確立しました。まるで踊っているかのような軽やかな描線と、明るい色彩の絶妙なバランス・グラデーション。それらは見る者に、心地よいリズムと幸福な感情を与えてくれます。
様々な画法やテーマでその才能を遺憾なく発揮したデュフィですが、その作品に共通するのは「音楽性」です。父はオルガン、母はバイオリンをたしなみ、兄弟はプロの音楽家という音楽一家に生まれ、音楽のもつ躍動感や幸福感の中で育ったデュフィにとって、それを絵画の中に織り込むことはごく自然なことだったのでしょう。
音楽をテーマにした作品を数多く残したのはもちろんのこと、筆致自体がまるで音符のようにリズミカルで、どの作品も今にも音楽が聞こえてきそうな瑞々しさがあります。鮮やかながらも調和の取れた透明感のある色彩は、まるで和音のように心地よく響き、「色彩の魔術師」と称されました。青い海、緑の競馬場やそこに集う人々、華やかなオーケストラ。デュフィの作品には、生きる喜びがあふれています。
油彩画、水彩画の他にも本の挿絵、舞台美術、織物のテキスタイルデザイン、陶器の装飾、VOGUE表紙などを手がけ、多くのファッショナブルでカラフルな作品を残しています。
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