日本人作家

東郷 青児

日本人作家

東郷 青児

戦後に美人画で一世を風靡し仁科会のドンと呼ばれ世界に認められたロマンチストな前衛画家

東郷 青児(とうごうせいじ、本名:東郷 鉄春、1897年4月28日 – 1978年4月25日)は、日本の洋画家。夢見るような甘い女性像が人気を博し、本や雑誌、包装紙などに多数使われ、昭和の美人画家として戦後一世を風靡した。19歳で前衛画家として華々しくデビューし、西洋モダンと日本的抒情を融合させた美人画が特徴の東郷青児。筆の跡を残さない独自の滑らかな描き方は近年では若い世代の注目を集めており、また最後の仕上げに香水を一滴たらして画面全体に夢見る雰囲気を演出するなどユーモアも兼ね備えた洒落者であった。恋愛を創作の要に置き、憂いや切なさを感じさせる画風は多くの人を虜にし、また文筆家、広告やプロダクト、商業デザインなど広く活躍した。70歳を超えた辺りからはサハラ砂漠の美しい青の種族「トゥアレグ族」に魅せられ毎年旅行に出かけ原住民とテント生活していたという。

 作家の言葉

“天衣無縫の境地にたどり着く為にはまずは熟練工になるべし。”

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